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【名前】 ジャン=ピエール・ポルナレフ 【出展】 <第三部 スターダストクルセイダース> 【種族】 人間 【性別・年齢】 男性 24歳前後 いて座 【外見】 銀髪 髪を8センチにも固めている 身長は髪をのぞいて180cm以上。 【性格】 いい奴 頭と下半身がハッキリ分離 妹がいた(すでに死亡) 回を重ねるごとにシリアスキャラからギャグキャラになっていったが決めるときはビシッと決める。 というか落差がスゴイ。 【口調】 (シリアス) 「J・Pポルナレフ あらためて名乗らせてもらおう J・P……ポルナレフ」 「のろいぜヴァニラ・アイス」 (ギャグ) 「助(たじ)げで~~」 「ぱん つー まる みえ」←ジェスチャーで皆に伝えていた 【特異能力】 スタンド、シルバー・チャリオッツを持つ。 装甲の剣士型スタンドで、レイピアタイプの剣を使いこなす。 スピードが高い 装甲は着脱可能(外すとスピードアップ)。剣針を飛ばすことも可能(一回限り)。 生まれながらのスタンド使いであり、自己鍛錬して達人レベルになった。 初めは花京院と同じくDIOの刺客として登場。アヴドゥルに敗北後「肉の芽」を承太郎に抜かれて仲間になる。 【備考】 承太郎、DIOのように彼もまた“部またぎ登場キャラ”である。(第三部だけでなく第五部<黄金の風>にも登場する) 第五部の彼はスタンド能力を引き出す矢の調査をしており、ジョルノ・ジョバーナ達に自分の希望を託している。 彼の再登場は当初は考えられておらず、 「矢をジョルノ達に託すのに適した人物が必要→また新キャラいるね→あ、ポルナレフがいるじゃん」といった流れらしい。 また、ポルナレフといえば岸部露伴の「だが断る」に並ぶ知名度(ネタ度)をほこるAAがある。 やつを追う前に言っておくッ! おれは今やつのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが…… ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! |i i| }! //| |l、{ j} /,,ィ//| 『おれは奴の前で階段を登っていたと i| !ヾ、_ノ/ u { }//ヘ 思ったらいつのまにか降りていた』 |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが /' ヾ|宀| {´,)⌒`/ | ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった… ,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉 |/_/ ハ !ニ⊇ '/ } V ヽ 頭がどうにかなりそうだった… // 二二二7'T'' /u' __ / /`ヽ /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ / /-‐ \ 催眠術だとか超スピードだとか / // 广¨´ /' / /´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ ノ ' / ノ `ー-、___/ // ヽ _/`丶 /  ̄`ー-{ ... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
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アヌビス二刀流ポルナレフとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第三部の登場人物である。 戦う度に相手のパワー・スピード・技を記憶し、かつそれを上回る能力を発揮する妖刀『アヌビス神』に、ポルナレフが乗っ取られてしまった姿。 ポルナレフ本来のスタンド『シルバー・チャリオッツ』と『アヌビス神』との同時攻撃により絶体絶命のピンチに追い込まれる承太郎だったが、『スタープラチナ』による全身全霊のラッシュによって妖刀『アヌビス神』を粉砕し、辛くも勝利した。 パラメーター 体・13 攻・16 防・29 速・42 (堅守高速) 文字色・赤 アイコン・男(金髪) 台詞 攻撃「『シルバー・チャリオッツ』プラス『アヌビス神』、二刀流ッ!」 回避「%tekiの攻撃パターンは全部覚えた・・・」 命中「ま、まさかッ!・・・しかし、それも『もう覚えた』」 会心「これがッ!とどめのッ!とっておきのッ!!ダメ押しというやつだッ!!!」 勝利「絶対に絶対に、絶っ~~~~~~~対に負けんのだァァァ―――――ッ!!!」 敗北「ヒィィィィ、孤独だよ―――ッ!!『アヌビス神 再起不能(リタイア)』」 逃走「その技・・・確かに、覚えたぞ・・・」 「絶っ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(× - )対に負けんのだァァァァァ――――――――――ッ!!!」
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あ、ありのまま起こった事を説明するわッ。 召喚した亀を使い魔にしたと思っていたら、突然亀の中の人が「ご主人様の使い魔だなんていってたが、スマン。ありゃ嘘だった」的な事を言った… な、何を言ってるかわからないと思うけど、私にも何が起こっているのかわからなかった…いいえ、わかりたくなかった! 召喚した亀に飼い主がいてしかもちい姉さまの恩人だったとか、召喚には成功したけど異世界から来た平民だったとかそんなチャチなものじゃあないわ! 困ったとか…理想と違ってがっかりとか、そんなことじゃあない。もっと恐ろしい、もっと汚らわしい裏切りを受けた気分だわ! オールド・オスマン学院長らへフーケ捕縛の報告を終えたルイズ達は、見慣れない部屋にいた。 ルイズの使い魔だと思っていた亀の中、カメナレフの「事情を説明するから鍵に触れてくれ」という言葉に従って入ることができた部屋は細かいところで、奇妙だった。 彼女らが普段使う蝋燭や魔法仕掛けのランプなどの光とは違う蛍光灯の光。 それ一つとっても既に明るすぎたし、内装も貴族として教育を受けてきたルイズ達は異質なものだという事にすぐに気付いた。 見慣れない様式の家具。変な長方形の真っ黒い板、金属製の箱からは聞いた事の無い曲が流れ、そして柔らかそうなソファには壮年のこれまた奇妙な頭の男性が腰掛けている。 服装なども色々とおかしくて、ルイズ達を戸惑わせる。 眼帯をつけ、両足は膝から下が義足。腕も片方が人工物だった。 「貴方が…」 当事者でないからか、いち早く我に返ったキュルケが尋ねると、ポルナレフはばつが悪そうな表情で頷いた。 「うむ…私がお前達がカメナレフと呼んでいたものの正体だ。亀じゃあないし、名前も本当はジャン・ピエール・ポルナレフと「ふざけないでッ!」 説明に耐え切れずにルイズは叫んだ。 「ルイズ…」 心配そうに名前を呼ばれ、ルイズはよりヒステリックな声をあげる。 キュルケの心配する態度が耐えられなかった。まだ部屋の様子を見てからいつも通り本を読み始めたタバサの方が好ましい。 他の貴族から、”自分の使い魔に実は中の人がいた”なんてことで同情されるなんて…正面からゼロと嘲笑われるより、深く侮辱されたように感じた。 …ルイズは敵にでも向けるような目をしてポルナレフを否定する。 「私が召喚したのはこの亀よッ! アンタなんかじゃあないわ! 契約だってできたんだから…!」 「すまねぇが、それも勘違いだ」 頭の後ろをかきながら言うと、突然空中に炎が生み出される。 熱く、自然の法則など無視してもあがるルイズ達には見えないマジシャンズ・レッドの炎は、ポルナレフの意思によって蠢き、ポルナレフが用意したとっておきの肉を焼く。 ポルナレフ達が入っている亀の手に刻まれたルーンと同じ紋様が、一瞬で刻まれる。 見たことが無いルーンだと教師のコルベールが騒ぎ、オールド・オスマンにはちょっと汚い字ですが、ガンダールヴだと…隠れて騒いでいたルーンが刻み込まれ、ルイズは声もでなかった。 「契約の事は知ってたからな…マジシャンズ・レッドを使って、契約すると同時に亀の手に焼きこんだ」 「…そんな」 キュルケがアチャーっと顔を手で覆うのを見て、ポルナレフは辛そうな顔をする。 仕方なかったとはいえ、真実を告げられたルイズの体から、少しずつ力が抜けていくのを見るのがポルナレフにはとても辛かった。 「私にも、やる事があるからな。見ず知らずのメイジの使い魔になるわけにはいかなかったんだ」 「それなら、どうして使い魔のふりなんてしたのよ…! アンタなんて呼んでないわ! 私が召喚したのは、強くて美しい使い魔よ!」 自分を責める言葉に流石にその方が都合が良かったからだとは返せないポルナレフは苦しげな顔で、「突然呼ばれて、咄嗟にできたのはそれだけだった」と答えた。 ルイズは悔しげに顔を歪めて、ポルナレフに詰め寄る。何かに気付いてルイズは叫んだ。 「そうよ! 私は亀だけを呼んだのに、どうしてアンタなんかが一緒についてきたのよ!? 亀が召喚されて使い魔にされたってアンタには関係ないじゃない!」 その言葉にポルナレフは深く傷ついた表情をして、キュルケにちょっといいかもと思わせたが… もっとショックを受けたルイズはそれに気付く事はなかった。 「仕方ないだろ、私は死んでるんだからな」 「はぁッ? 私を馬鹿にしてるの!?」 屈辱に震えるルイズに、ポルナレフは慌てて手を振り回し、自分の真剣さを必死に伝えようとする。 死んでいる、という言葉を聞いて、タバサがビクッと震えたことには誰も気付かなかった。 「この亀の能力は今体験してるだろ? 昔ちょっとしたことがあって死んだ私は、その能力でこの亀の中に留まる幽霊なんだよ。だからコイツを使い魔にさせるわけには」 ポルナレフは最後まで言う事が出来なかった。 飛び上がったルイズの手がポルナレフの頬を叩いた。 痛みは差ほどでもない。悪いビンタだったが、ショックは大きかった。 確かに、ポルナレフにしてみればルイズは、どうでもいい存在だった。 ルイズの気に入らない点は多々ある。だが、曲がりなりにも使い魔として何日も寝食を共にするうちに少なからず情が沸いていたのだ。 ビンタを受けてショックを受ける自分に、ポルナレフも驚いていた。 幽霊に触れるとは思っていないルイズはまたポルナレフが嘘をついたと思って、より表情を険しくした。 (デッドマンQと6部等を読みながら考えたんだけど亀の中だから触れるってことにしました…) 「そんなことあるわけないでしょ…! 本当の事を言いなさいよ!」 「本当だって言ってるだろうがッ、少しは私の言う事をだな…!」 「亀の次は幽霊だなんて、信じられるわけないでしょ!」 だったら、と自分の腕をポルナレフはナイフで切ってみせる。 見事なナイフ裁きに驚くルイズ達だったが、切り裂かれてパックリ開いた傷口からは一滴の血も流れない…タバサが心なしか顔を青ざめさせ、ポルナレフから距離をとった。 「どうだ! 私の体はもう血も流れてねーし、痛みも余り感じねー! 正真正銘の生霊なんだよ」 傷口を見せて叫ぶポルナレフから、タバサは逃げ出した。 だがタバサは回りこまれたッ。 「タバサッ、待って。二人を止めるのを手伝ってよ!」 「いや…」 立ちふさがるキュルケに微かに青白くなった顔を横に振り、タバサは努めて冷静な振りをして入ってきた亀の天井へとレビテーションで突っ込んでいく。 てっきりなんだかんだといいつつ手伝ってくれると思っていたキュルケはタバサのそんな態度を訝しんだ。 「もうタバサったら…どうしたのかしら?」 どうでも良さそうな態度でタバサが亀の中から逃げ出す間にも、二人は言い争う。 脱線してしまったが、問題はそこではないのだ。 ルイズにとって、初めて成功したと思っていた魔法が、それを証明する存在が、実はそうではなかったということが、重要だった… 「もういいわ…あんたなんて、アンタなんて伯爵様の所にさっさと戻っちゃえばいいのよ!」 ルイズがそう吐き捨てた頃、ジョルノはオールド・オスマンに事情を伝え、二つのことを認めさせていた。 あくまてルイズが承諾するという条件でだが、カメナレフの返却。 そして、再び使い魔を召喚する許可を… * 「今夜はせっかくの『フリッグの舞踏会』じゃというのに、頭が痛いのぉ…」 色々とありすぎたとオールド・オスマンは深くため息をつく。 恩人の形見である円盤が戻ってこなかったのは真に惜しいが、それについては諦めがつく。 忙しいからという理由で自分で取り戻しに行くどころか教え子に奪還を命じたのはほかならぬオールド・オスマンなのだ。 しかも相手は名の知れた『土くれのフーケ』。教え子達がそれを大きな怪我もなく、皆揃ってフーケを捕らえて帰還しただけでも満足だった。 その一人が、円盤を落としてしまったと責任を感じているとあれば、尚更だった。 その責任を感じ、自分を責めていたルイズに再召喚をさせることを条件付とはいえ認めさせられたことを思い出して、オスマンはまたため息をついた。 同席を許された少し見事に頭が輝く教師コルベールも重々しく頷き同意する。 「全くです。よもや」 「それとなくあの子の胸が本物かどうか尋ねただけで何もあんなに…」 「いえ、あれはストレートすぎましたぞ」 「そうかのお…わしのモグソートニルも踏み潰されかかったしのお…」 ちょっと連れの女の子の胸を凝視して使い魔のモグソートニルにスカートの下に走らせただけだった。 ほんの、ちょっとした冗談。スキンシップだったのにネアポリス伯爵と名乗った少年がいたいけなネズミを踏み潰そうとした光景を思い出し、オールド・オスマンは残念そうに使い魔であるネズミを撫でる。 「死んだ方がいいのでは?」 コルベールがぼそっと言う。 久しぶりに聞いた炎蛇全盛期の冷たい声に、オールド・オスマンは部屋の雰囲気を取り戻そうと咳払いをする。 無駄な足掻きだが、オールド・オスマンは冷たい空気を無視して本題に戻る。 「ネアポリス伯の説明では使い魔の儀式は完了していない。ということじゃったが、まずはその事について確かめてもらえんかの?」 「わかりました…しかし、私は正直気が重いです。あれほど熱心な生徒が、初めて魔法に成功した結果」 表情を曇らせて心情を吐露するコルベールをオールド・オスマンは首を振って止めさせた。 「申し訳ありません。もし本当だった場合は、今度こそミス・ヴァリエールの召喚の儀式を完了させてみせます。それでは、失礼します」 大げさに意気込んでからコルベールは退室していった。 使い魔のモグソートニルがオールド・オスマンを見上げる。 長年一緒に過ごしてきた使い魔が自分を気遣っていることに気付き、オールド・オスマンはその頭を撫でてやる。 ルイズが魔法に懸ける熱意はオールド・オスマンも良く知っていた。 貴族としての格で言えば最上位に当たるヴァリエール家の三女であるルイズは注目を集めずにはいられなかった。 しかも魔法がまったく使えない。 実の事をいうと進級させるかどうか、使い魔召喚の儀式に参加させるかどうかという所で、オールド・オスマンは判断を迫られた。 何も皆が使い魔召喚を成功させる傍らで何度も何度も爆発を起こし、力尽きるまで失敗させるのは残酷だと言うのだ。 コレまでは何もなかったし、その気は今後も無いだろうが、ヴァリエール家から何か言ってくるのではないかと危惧する者もいた。 …だがオールド・オスマンは少なくない反対を押し切って、召喚は成功した。 そしてその使い魔と共にフーケを捕らえるという手柄を立てた。 だというのに、その使い魔の飼い主が現れ契約は完了していないなどと…始祖ブリミルも酷い事をなさるとオールド・オスマンはもう一度深くため息をついた。 今度ルイズの母が訪ねてくると面会した折にジョルノから聞かされてもおり、オールド・オスマンの悩みは尽きなかった。 一方彼らの頭を悩ませる原因を作ったネアポリス伯爵、髪を黒く染め髪形をかえてシャツを着替えたジョルノは、ポルナレフを探しいこうとしていた。 ポルナレフの意向を聞いておきたかったし、(聞いたから絶対にそれにそった行動をしていくとは限らないが)テファを説得しなければならない。 それに当たって、ポルナレフに少し相談しておきたかった… その為学院にたどり着いたものの国に戻る事になったイザベラや、テファとは一旦別れておりフードを被ったエロタウ…ミノタウロスのラルカスだけを伴っている。 2mを楽に越える大男を連れて、ジョルノは階段を下りていく。 階段を降りきって、その足は人の多そうな場所へと向かっていた。 そこで適当に生徒を捕まえて亀の場所かルイズの居場所を尋ねれば見つけられるだろうという算段だった。 「ご主人様一つ頼みがあるんだが…」 「なんです?」 亜人の使い魔ということにしているので自分をご主人様と呼ぶラルカスに目を向ける。 すると…探すまでもなくジョルノの視界に気弱そうな女生徒が一人目に入った。 「実は今日の為にフェイスチェンジを覚えてみたんだ。ほら、イケ面に化ければ今夜の舞踏会で一夜のロマンスを体験できるだろ?」 はにかむ牛の顔を余り見ないようにしながらジョルノは少し考え、仕事ではかなり精力的に働いていることもわかっていたので許可を出す事にした。 「…構いませんが、羽目を外し過ぎないようにお願いしますよ」 「理解してるぜ。おっと、あの亀野郎のことをあの女生徒に聞いてましょう。ちょっとボ「シッ…人目を気にしてください」OK」 浮かれるラルカスを咎めて、ジョルノは誰かを待っているらしいその女生徒に話しかける。 ダンスのステップを芝生に刻みながら後ろを付いてくるラルカスの事は気にしないことにした。 「お嬢さん、少しお尋ねしてもよろしいですか?」 「え? あ、はい…なんでしょうか?」 年齢的にはそう換わらないようにも見えるが、服装から生徒ではないと悟ったらしく女生徒は少し緊張した様子で振り向く。 初々しい仕草に、ラルカスが少し顔を綻ばせる。ジョルノは紳士的に、昨日覚えたばかりのトリスティン式の礼をする。 「ルイズ・フランソワーズという女生徒を探しているのですが、もし知っていたら教えていただけませんか? 彼女の使い魔でもかまいません」 「ルイズ…ああ、『ゼロ』の! 確か彼女なら女子寮に向かうのを見ましたわ。彼女の使い魔なら、あちらに…多分、食堂の裏で他の使い魔達とたむろっていると思いますわ」 女生徒は言いながらその場所を指し示し、ジョルノはそれを覚えて礼を言う。 妙に詳しい説明にラルカスは眉を顰めたが何も言わずに置いた。今夜の舞踏会に着ていく服のコーディネートで頭が一杯だったわけではない。 「ありがとう、助かりました。申し遅れましたが私ネアポリス伯爵と申します、この礼は後ほどまた改めてさせていただきます」 「ネアポリス伯!?」 他国人でありながら急速にトリスティンでも名が売れたゲルマニア貴族と知り、女生徒は驚く素振りをみせ去ろうとするジョルノを呼び止めた。 「お待ちください! でしたら、一つお願いがございます…」 「なんでしょうか? 私のできる範囲であれば協力させていただきますが」 なんとなくこうなるだろうなと思っていたジョルノは、特に迷う素振りもなく聞き返す。 女生徒は喜色満面にネアポリス伯にお願いする。 「実は…ある出来事からお友達を一人傷つけてしまったんです。それ以来彼女は余り授業にも顔を出さず…」 憂いを顔に浮かべて、女生徒はジョルノに体を寄せた。 自分の魅力を、それなりに理解しているのだなとジョルノは感じた。 「伯爵様、お願いでございます。彼女を励ましてあげていただけないでしょうか? 貴方に励ましていただければ、きっと彼女も…!」 「私はそういうことは余り得意ではありません。ましてや面識のない方とは」 謙遜するように言ってジョルノは首を横に振る。だが、女生徒は引き下がる気はないらしく、ジョルノとの距離をまた縮めた。 断るような態度を見せてからジョルノはですが、と諦める様子の無い女生徒に言う。 「そうですね…貴方の方がよくその方のことがわかるでしょうし」 「え?」 「今夜の舞踏会の相手にお誘いするのを名目にして、励ます内容の手紙を代筆していただけませんか? プレゼントと一緒にお送りしてみましょう。今からでは大したものは用意できませんが、花とアクセサリーの一つ位は用意して見せますから」 「あ、ありがとうございます。すぐに用意しますわ!」 言うなり女生徒は体を離し、簡単に手紙の受け渡しなどの約束をしてジョルノに一礼する。 ここにおりますので、といい手紙を用意し始める彼女の準備の良さにジョルノ達はちょっぴり感心した。 「今夜が楽しみになりましたわ。貴方様とミス・モンモランシのダンス、楽しみにしております」 ケティ・ド・ラ・ロッタと名乗るその女生徒と別れ、ポルナレフの元へとジョルノ達は歩いていく。 もう相手が見つかっていいなぁと羨ましそうにするラルカスに、ジョルノは苦笑した。 完全にケティと離れてから、ジョルノは言う。 「彼女は多分、僕を待っていたんだと思います」 「あん? ご主人様が誰かわかってたとか言うんじゃないでしょうな?」 「誰でもいいのかも…僕以外にも声をかけているのかもしれない」 証拠があるわけではなかったので、ラルカスは窺った見方だと笑い飛ばしジョルノの先を歩き出す。 食堂はすぐそこだ。そこにポルナレフがいる…大声で何か愚痴っているのが、ジョルノ達の所まで聞こえていた。 「でも、良かったのか? テファと踊ったりするのが先でしょうが」 「彼女をギャングの世界に関わらせる気はありません」 ラルカスは鼻で笑った。 ジョルノの言う事でも、今回ばかりは本気とは思えなかったのだ。 それに、烈風を始め、ジョルノ達の組織に敵対する動きが強く、纏まりを見せ持ち始めているような印象もラルカスは受けていた。 「もう遅いだろう。今更距離を置いても逆に危険じゃあないのか?」 「ゲルマニアならどうとでもなりますし、もうすぐロマリアの枢機卿様のお許しを買う算段もつきますしね」 「…聖職者を買収したのか?」 「高くつきましたが…ロマリアが最も腐っている」 言うと、ジョルノは珍しくため息をついた。 始めてみるジョルノの表情を、ラルカスは年相応だと感じて何故か可笑しくなった。 「既に僕が他の女性に手を出していると聞けば、彼女の熱病も少しは冷めるでしょう」 「どうかな?」 甘いなと言いたげにニヒルな笑みを浮かべる牛男を追い抜き、ポルナレフの元に向かった。 ジョルノ達が行くと、沈んだ空気を垂れ流す亀の中にワインの瓶が次々運び困れていく所だった。 気遣わしげな表情を浮かべながら、亀にワインを入れていくメイドを押しのけ、ジョルノは亀を取り上げて人目につかない場所へと連行した。 「ウォッ、なんだ…!?」 驚きながらマジシャンズレッドが亀から顔を出す。 ジョルノはゴールドエクスペリエンスで、マジシャンズ・レッドを押さえつけて中に入る。 精神的に深手を負ったマジシャンズ・レッドの力は弱く、グングン押し込み、ついには亀の中へと逆戻りさせることにさえあっさり成功する。 拍子抜けしたジョルノはソファに腰掛けてワインを煽っているポルナレフに尋ねた。 「何やってんです?」 「俺は、ダメな大人だ。ルイズを傷つけちまった…」 「そんなにルイズが気に入ってたんですか?」 「いやそういうわけじゃあねぇんだが…」 眉を顰めるジョルノに、ポルナレフのはっきりしない返事が返される。 ゴールド・エクスペリエンスの視界には、項垂れたままワインを煽るポルナレフの姿が見えていた。 部屋も薄暗く、テレビには『ぼのぼの』が仕舞っちゃう叔父さんに仕舞われる映像が流れている。 人気の無いところにたどり着いたジョルノは亀の中に入る。 ゴールド・エクスペリエンスで見た光景より、かなり情けない顔をしたポルナレフがジョルノを見上げていた。 何も言わずにジョルノはその隣に腰掛ける。 人が来ないように、見張りをラルカスに任せたジョルノはポルナレフと今までのことを語り合う。 ポルナレフの、主人になったルイズとの余り良くない状況にジョルノはちょっとだけ同情するような目をした。 今回ばかりはポルナレフに同情の余地がある。同じくテファに召喚されたジョルノからすれば、良くそんな主人で我慢できたなとも思ったが。 そしてジョルノの話に、ポルナレフはジョルノを2,3発殴りたくなったが、グッと我慢して同情するような態度を示した。 美少女侍らせた挙句お前とはもういられないとかお前は俺を敵に回したいのかと、問い詰めたかった…だが大人としてグッと堪えた。 「ルイズですが、もしかしたら彼女は…」 ジョルノはルイズがテファと同じ系統のメイジではないかと疑っていた。 旅の間も少し調べてみたが、使い魔に人間を呼ぶこと自体、前例が見つからないからだが… ポルナレフは聞きたくないと腕を振るって制止する。 「いや…悪いが、これは俺の問題だ。お前には悪いが、待っちゃくれねぇか?」 「…わかりました。もう少しそちらは様子を見ましょう」 ジョルノの返事にポルナレフは笑顔を見せて、(ポルナレフ的には)兄貴分としてまだ高校にも入ってないジョルノが珍しくしてきた相談に乗ってやる事にする。 こっちは当事者ではないのでルイズとのことよりは気楽にワインを楽しみながら答えることが出来る。 考えて三秒、すぐに言い案が浮かんだ。 「そうだッ! さっき言ってた話だが、どうせならはっきり言った方がいいぜ」 気楽に言うポルナレフの態度には真剣に考えているのか疑わしさがあったが、こんな事で冗談を言うような男でも、多分、きっとないのでジョルノはアドバイスを聴いてみることにした。 薄く笑みを浮かべて、ジョルノもポルナレフから少しワインを分けてもらう。 名門貴族も通う学校で出されるワインだけあって、とても良い香りが口の中に広がった。 「…つまり新しい女が出来て誤解されたら嫌だからさっさと荷物を纏めろと言えばいいんですね?」 「いや、ちょ…まてお前、それは幾らなんでも酷いだろ!?」 かなり引き気味なポルナレフにジョルノは不思議そうな顔をした。 「そういうことではないんですか?」 「違うッ! もう少し彼女を傷つけないような方向で上手く言うんだよ!」 「そうですね…善処します」 舞踏会が始まってから言うか始まる前に言うか、その程度の事で大きく変わるとも思えなかったし、ジョルノはテファの元へと向かった。 ポルナレフが頑張れよと背中に声をかけたが、ジョルノは返さずに亀から出る。 人の目はない…ジョルノは学院長室のある塔を見た。 テファは、まだそこにいるはずだった。 何も言わずに歩き出すジョルノの後を、ラルカスが追いかけてくる。 「ラルカス、貴方も舞踏会の準備があるでしょうから自由行動してもらっても構いません」 「お、そうですか? じゃあさっきのミス・ツェルプストーに声をかけてみることにしよう…!」 許しが出た途端180度進む向きを変えるラルカスを笑って、ジョルノは亀を片手にテファの元へ行く。 「ああそうだ。ご主人様、ミス・タバサの件だが、彼女の使い魔にアンタが断った理由を説明しておきました」 「助かります」 シルフィードでは余り期待できそうに無いが、と思いながら礼を言って、今度こそラルカスとジョルノは分かれた。 そして、芝生に座るケティから手紙を受け取って、ジョルノ達が学院長と面会する前に宛がわれた客室に戻る。 テファは、今夜舞踏会があるというのにまだ何の準備もせずベッドに腰掛けてジョルノを待っていた。 ジョルノが入った途端俯いていた顔を上げて、ジョルノを見る目は一歩も引かないとジョルノに彼女の心情を伝えて来る。 一筋縄ではいかないようだとジョルノは感じたが、臆さずテファとの距離を詰めていった。 テファが口を開く…ジョルノはそれに被せるように声を出した。 「テファ、まだ準備をしていなかったんですか? 明日には貴方はゲルマニアに向かうんですから、ラルカス程とは言いませんが今夜は楽しまないと損ですよ」 そう言って用意しておいたドレスなどを荷物から出すジョルノにテファははっきりと言う。 ベッドの上に広げた布地をテファの指が押さえつけた。細い指が握りこまれ、皺を作っていく。 「私はいかないわ。ジョルノとまだ旅をするの」 「ダメです。何度も言わせないでください。僕は「私も何度も言いたくない。どうしたら私を連れていってくれるの?」ありません。そんなことは…」 ジョルノも始めてみせる剣幕で詰め寄ってくるテファにはっきりと告げる。 だが、テファは怯まなかった。 「私が、姉さんを助けるわ」 一瞬、何を言ったのかジョルノは理解するのを拒否した。 だが、テファは大きすぎる胸に手を当て、ジョルノに言う。 「それが成功したら、私を貴方の組織に入団させて欲しいの」 「駄目です。場合によっては警備の人を殺さなければならないんですよ? 貴方にその覚悟があると「きっと、姉さんとゲルマニアに行っても戦争が終った後アルビオンに帰っても、昔みたいにはもう暮らせないわ」 ジョルノがポルナレフと会いに言っている間…いや、オールド・オスマンと会っていた時もテファはずっと考えていた。 旅をして、エルフということがばれてしまうとどれだけ危険か、少しは理解できた。 ここでジョルノに頼んで姉のマチルダを助けてもらい、ジョルノが用意したゲルマニアの屋敷で静かに暮らす。 そんなことでまたジョルノが来る前のように暮らせるのか自問してみた…使い魔は、召喚したメイジにとって必要な者が呼びだされると姉は言っていたが、それは当たっているようだった。 「危険だってことはわかるけど…今の私が安心できるのはジョルノの隣だけだわ。私は、貴方が」 「テファ、それは風邪のようなものです。貴方は冷静じゃあない…」 切なげな目で言うテファに、ジョルノは険しい表情をして切り捨てた。 動揺して、テファの目が見開かれるのを見ながら、辛辣な口調で続ける。 「そんな考えは一晩寝て、少し頭を冷やせば考えなおせますよ」 「おいジョルノテメェ! もう少し言い方があるだろうが!?」 「カメナレフさんは黙っててください」 素っ気無い態度を装い、ジョルノは懐から先程ケティに書かせた手紙を取り出す。 もしかしたら、それの中身は熱烈なラブレターとかになっているのかもしれないが、確認する気はなかった。 「可愛らしい人を見かけたので今夜お誘いするつもりなんです。貴方も馬鹿な事は考えずに今夜の準備をしてください」 「わ、私は別に構わないわ。お母さんだって、お父さんの愛人だったもの…!」 虚勢も含んだ返事に、ジョルノは今度こそ厳しい目を向けて言った。 「…貴方はもう少し自分を大事にするようにそのお母さんに教わらなかったんですか? 僕にこれ以上関わると邪悪なことに関わることになる。これ以上は言わせないでくださいね」 「で、でも…」 テファの返事にジョルノは奥歯をかみ締めて無視した。テファが黙り込んでしまったので、もしかしたらとても怖い顔を見せてしまったのかもしれないと思ったが、気にしなかった。 荷物からプレゼント用のアクセサリも見つけてたので、一方的に話を打ち切り、ジョルノは急いで部屋を出て行く。 残されたテファは、決意を決めた。 ジョルノが置いていった亀に声をかける。 「ポルナレフさん、貴方に協力してもらいたいことがあるの」 「お、俺か?」 「土くれのフーケを、マチルダ姉さんを今夜私が助け出すわ。お願い、手を貸してください」 胸の前で手を組んだポーズでお願いされたポルナレフには、フランス紳士的にも、女性のお願いを断る事は出来なかった。 「ジョルノ…お前が置いていくから悪いんだぜ?」 少しして、ミス・モンモランシの部屋に手紙やらと一緒に大量の花を生み出して贈ってから、ジョルノは慌てて出たせいでポルナレフを置いてきてしまったことを思い出したが… どこかで見た体格と歩き方をする2m以上の大柄のイケメンの青年を見かけてしまい、それどころではなくなってしまった。 「ボン・ジョォルノご主人様。既に…! 二人ほど既に、ダンスの相手を決めたぜ」 「それはよかった。ラルカス、後でテファにもフェイスチェンジをかけてあげてください」 「了解した。だがもう少し待ってくれ。向こうに美女が見える」 以前教えたイタリア語で適当に挨拶を返す牛男に軽く怒りが沸いたが、『フリッグの舞踏会』というのは何か特別な舞踏会なのかもしれない。 そう思うことにしてジョルノは他の場所へと足を向けた。 自分の事ばかりではなく、一応他にも会うべき貴族の子息達がいる。 舞踏会に向けてジョルノ自身の用意もある。 そうした些事に時間を取られ、ポルナレフやテファがどうしているか把握できない間に、少しずつ日は傾いていった。 『フリッグの舞踏会』が始まる時刻へと、時間は流れていく。 ポルナレフと喧嘩中のルイズも、部屋で泣くのを止めてドレスを身に纏い、髪型をセットし、軽く化粧をしていた。 あんな使い魔のことで『フリッグの舞踏会』にでないなんて貴族にあるまじき行為だと、ルイズの反発する心は感じたからだった。 化粧を終え、泣いた後が見つからない事を鏡で確認するルイズは、不意に一つのことに気付いた。 「そうだわ…ッ! 逆に考えるのよ。あんな奴、使い魔じゃないって言うんなら…」 ルイズは杖を持ち、鏡に向けて軽く振るった。 「私はもう一度使い魔を召喚できるって考えるのよ」 責められた時のポルナレフの顔が脳裏に浮かび、罪悪感を感じたが…ルイズは無理やり笑い、会場に向かう為部屋を出ていった。
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SN0153 シェリーに口つ゛け ミッシェル・ポルナレフ 2004/03/06 赤羽 玄人
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特徴 カラー一覧 解説 特徴 アヌビス神が取り憑いたポルナレフ。通称アヌポル。 技の形はチャカとポルナレフの物をそれぞれ継承しつつも性能は独自の物となっている。 承太郎の攻撃を覚えただけあってアヌビス3キャラの中で最高の火力を誇るが、 攻撃がパターン化しやすく崩し能力も低いため、 ガン待ちされて技の隙を冷静に処理されると非常に苦しくなる。 また対空・牽制も特に優れているとは言えず、スタンドモードが無いなど防御性能もあまり良くない。 待って戦えるキャラではないので、攻勢を維持しつつ如何にしてコンボを決めて行くかが鍵となる。 カラー一覧 弱 中 強 S スタート 解説 通常技 必殺技・スーパーコンボ コンボ 起き攻め・崩し キャラ対策 小ネタ・バグ 絶対に負けんのだ〜 -- taka (2015-01-24 22 05 57) 名前 コメント
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ジャン・ピエール・ポルナレフ Jean Pierre Polnareff その階段に足をかけるんじゃあねぇ―――ッ! オレは上! きさまは下だ!! 原作登場部分:JC14~28、61~63巻 一人称:おれ、わたし 種族:人間→幽霊(フランス人・男性) 特殊能力:スタンド能力 スタンド:『シルバーチャリオッツ(銀の戦車)』 Part3 フランス人の青年。生まれつきのスタンド使いである。 身長185cmに加えて高さ8cmにも及ぶ柱のように逆立てた銀髪とハートを二つに割ったような耳のピアスが特徴的な白人。 物事をコツコツ積み重ねるより危険を冒してでも近道を選ぶ直情的な男であり、同時に誇り高き騎士道精神も持ち合わせている。さらに気分の転換も早くジョセフ・ジョースターに「頭と下半身がハッキリ分離している」といわれるような性格。 その性格のため普段でも戦闘中でもどこかコミカルな発言や描写がある一方、決めるべきときはしっかり決める男である。 また、その誇り高き騎士道精神ゆえに家族や仲間を守れないことをなによりも「無念」とし、そんな時彼は悲しみを押し殺すために強気な発言をしつつ、静かに涙を流す。 過去に妹シェリーを「両腕とも右腕の男」に殺害されており、かたきを求めるうちにDIOに出会い「肉の芽」を植えつけられる。そして香港でジョースター一行と対峙しモハメド・アヴドゥルとの一騎打ちに敗れるも、その誇り高き精神を認められ空条承太郎の『星の白金』に肉の芽を引き抜かれて正気に戻る。 その後はジョースター一行の5人目のメンバーとなり、承太郎、ジョセフ、アヴドゥル、花京院典明と共にDIOを倒すための旅に同行することとなる。一行の中において立場が弱いというわけではないが、失敗の多さからよく他のメンバーにいじられるムードメーカー的存在となっていた。 慎重派が多い一行の中で一番の行動派であり、敵に単独で突っ込んでいくor真っ先に狙われる場合が何度かあるため3部における戦闘回数は承太郎に次いで多く、呪いのデーボや妹のかたきであるJ・ガイル、ヴァニラ・アイスらを撃破したほか、多くのスタンド使いと対峙している。 DIOとの決戦後は承太郎とジョセフの誘いを断り、ひとり故郷のフランスへと帰っていった。 Parte5 1990年代、ポルナレフは承太郎と共にスタンド能力を発現させる『矢』の存在とそのルーツを知り、その所在を追跡し始める。 しかしつきとめた矢の所持者であるボス・ディアボロの持つ圧倒的な能力の前に敗北、なんとか一命は取り留めたものの戦闘者として再起不能の傷を負い、承太郎に連絡も出来ない状態となってしまう。 身を隠す中、ふとしたことで『矢のさらに先』に気付き「希望」を得た彼はエジプトで入手した矢を手にディアボロを倒そうとする者を待ち続け、ついにジョルノ・ジョバァーナ、ブローノ・ブチャラティらとコンタクトを取ることに成功する。 状況が状況というのもあるが15年の歳月の中で調子のいい部分はすっかり消え失せ、まさに歴戦の勇士というべき落ち着いた風格を漂わせている。またディアボロにやられたため右目に大きな傷と眼帯、両足と右腕も義肢となり車椅子に乗った姿となっていた。 ブチャラティたちと落ち会う約束をしたローマのコロッセオでひとり待ち続けていたが、誰よりも早くやってきたのはディアボロであった。ポルナレフはとどめをさされる直前に矢を自分のスタンドに突き刺し、ジョルノたちの連れていた亀と魂が入れ替わる。 亀の姿のままながらもジョルノたちに助言と協力を行い、矢を手にしたジョルノの『ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム』によってディアボロは倒された。 肉体が死んだポルナレフは亀のスタンドにしがみついて亀の中に住む幽霊となり、その後はごく一部の者しか存在を知らないパッショーネのナンバー2となる。 ※紫の字体部分は「恥知らずのパープルヘイズ」にて新たに加えられた設定である。 スタンド『シルバーチャリオッツ(銀の戦車)』 人型・近距離攻撃型。全長2m。全身に甲冑を纏った中世の騎士の姿をしている。 炎を出す、時を止めるといった特殊な能力は持たないが、その手に持つレイピアから繰り出される剣さばきは恐るべきスピードと正確さを併せ持ち、空と空の間に溝をつくって炎をはじき飛ばせるほど。 ポルナレフ自身10年もの歳月の間修行を重ねてきたため精密性も高く、5枚のコインを間に炎を取り込みながら一突きにしたり、敵を突きながら背後に彫刻を作るといった芸当も可能。 また甲冑を脱ぎ捨てることによって防御力が落ちる代わりにスピードを出せるようになり、その速度はスタンドが7体に増えて見えるような残像を作り出せるほどである。 奥の手としてレイピアの剣針を飛ばして攻撃することも出来るが、かわされると剣がなくなってしまう。 スタンド自体のパワーはあまり強くなく、本体を引っ張ったりするような動作は苦手である(本体を持ち上げることぐらいは出来る)。 ※スタンドが矢に貫かれることで発現した『シルバーチャリオッツレクイエム』という能力もあるが、ロワでは使用不可のため説明は割愛する。 破壊力 スピード 持続力 精密動作性 成長性 射程距離 能力射程 C A B B C C(5m) 10数m(剣針が届く距離) +ジョジョロワ3rdでの動向(ネタバレ注意) ジョジョロワ3rdでの動向 『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』に登場。 ペイジ・ジョーンズ・プラント・ボーンナム、四人の屍生人の襲撃から彼のロワイヤルは幕を開けた。 歴戦の戦士といえど、身体と精神に大きく刻まれた傷はその動きを鈍らせる。 絶体絶命――その時に登場したのはかつての仲間・モハメド・アヴドゥル。 屍生人連中を退治するべく、話したいことを話す間もないままに別行動をとる二人。 駆け出したアヴドゥルを見送りながら、自分に出来ることを模索する中で出会った相手は―― 死の間際。彼が伝えたことが真実なのか否か。 レクイエムとは……? ボスとは……? そしてポルナレフに感じた違和感は……? かつてとは逆の立場で互を失った二人。この先アヴドゥルの身に降りかかる運命は――!? GAME OVER 参戦時期:JC61巻 チャリオッツが矢に貫かれる直前 初期ランダム支給品:ゾンビ馬・手榴弾セット。現在はプロシュートが所有している。
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J・P・ポルナレフ〔じゃん・ぴえーる・ぽるなれふ〕 作品名:ジョジョの奇妙な冒険 作者名:[[]] 投稿日:2008年7月26日 画像情報:640×480px サイズ:107,324 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2008年7月26日 ジョジョの奇妙な冒険 個別し
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舞踏会から数日後、朝早くにルイズは一人広場へ向かっていた。 そろそろ身支度をする生徒や一足速くアルヴィースの食堂へと向かう生徒達とすれ違うルイズの表情は浮かないものだった。 一足速く食堂へと向かう生徒達の目的は友人との語らいや耐え切れない空腹だ。 朝食は出ないが、そこで生徒や教員全員の食事を用意するため忙しなく働くメイド達に命令すれば、紅茶やワインなどを要求できないこともないからだ… そんな彼らと逆の方向へと、ルイズが今一人で広場に向かっているのは新しい使い魔を召喚するためだった。 使い魔は、原則的には一度契約したら死に別れるまでメイジのパートナーになる。 その儀式はとても神聖なものとして扱われているけれど…エルフとの戦争を始め、使い魔が死んでしまう事っていうのは前例が無いわけではなかった。 むしろ、戦争時代にはよくあることだったが…まだ使い魔がピンピンしているのに新たな使い魔を召喚する、というのは学院の歴史始まって以来のことであった。 それに挑むルイズの表情は曇っていた。 ポルナレフのせいだった。 ルイズは、ポルナレフとは舞踏会の後も余り話せていなかった。 それとなく探してみたのだが、ポルナレフの方がその状態になかった。 まだマチルダが亀の中にいるというのもあるし、再会するまでの間に起きた出来事についてポルナレフはジョルノと話し合わなければならなかった。 イザベラとの一件を見ていただけにギャングの話は、激昂するマチルダを抑えながらでも最優先で話し合わなければならなかったのだ。 そんなポルナレフにジョルノが話したのは、麻薬だけでは金がすっからかんになりそうだったんで表の事業を広げているだとか、人材のスカウトと育成に忙しいとか、そういう話だった。 本当はそれだけではないだろうなとはポルナレフも思っていたが、今はジョルノを信じて確かめない事にしていた。 その場には、仕事を覚えようと張り切っているテファもいたから話にくいだろうと、ポルナレフは年上の余裕でもって察してやったのだった。 実際、この時はそれは外れてはいなかった。 スカウトした人材にこの学院のコルベールや卒業する生徒も入っているとか昨夜は幹部を拷問しましたなんて言えるわけも無い。 だがそんなことはルイズの知る由も無い事で、主人をないがしろにするポルナレフに対して更に怒りが沸いた。 その怒りはルイズの気難しい気性と結びつき…あの馬鹿、優しいご主人様がどうしても使い魔になりたいっていうなら許してあげようかと思ったのにどこで油を売ってるのかしら? そう思いながら、ルイズは最後には意地になってポルナレフから話しかけてくるのを待つようになってしまったのだった。 今も未だその鬱屈した感情を引き摺ったままのルイズを、なぜか目の下に隈を作ったマリコルヌが待ち構えていた。 マリコルヌは何故か冷めた目でルイズを見下していた。 気分が優れなかったルイズの神経を酷く逆撫でする目つきだった。今までにも嘲笑われた事はあった。 ルイズのコレまでの人生はそればかりだったが…でもそれとは違うように、その時ルイズは感じた。 ゼロ(魔法が使えない)だからとかじゃあない、汚らわしいものでも見るような目だった…! 目の下の隈だけじゃない、脂肪たっぷりで気付かなかったけど良く見ればほんのちょっぴりこけた頬。 細い目でルイズを見下ろしながら、そのでぶは言った。 「なんだい? 視界に入ったからただ見下していただけなんだけどな」 「あんたなんかに見下されるいわれはないわッ! 大体、どうしてアンタがここにいるのよッ!!」 そう聞いた瞬間、マリコルヌの目が鋭い輝きを放ったようにルイズは感じた。 「僕のクヴァーシルが殺されたからだ」 簡潔に言ったマリコルヌはルイズを相変わらず見下ろして言う。 その声は一年以上同じ学年で過ごし、つい先日までのマリコルヌの声を知るルイズには一気に十年以上も年を取ったような声に聞こえた。 本当にグヴァーシルは死んだのだと言う実感がルイズが言い返すのを一瞬遅らせた。 「一つ言わせて貰うなら…(これは僕が使い魔を召喚する時の為にお爺様から聞いた話なんだけど) 優秀なメイジの中には最初はまだ未熟で使い魔を制御できない人もいるんだ」 「…そ、そんなこと、アンタに言われなくっても知ってるわ」 そんな事はルイズもこの学院に来て魔法を覚える為に自分で学習する過程で知っていた。 才能のあるメイジの中には、稀にはその時は未熟であるにも関わらず幻獣、例えばタバサのようにドラゴンを呼んでしまった場合もある。 使い魔は主人のいいように記憶を、脳内の情報全てを変えられる。 その効果は時間が経つにつれ強くなり、最後は一心同体となる。 だが高い知能を有する使い魔を呼んでしまった場合、すぐには認められないことがある。 極端な例を出すなら、犬っころを召喚したトライアングルの横でドラゴンの自分がドットの使い魔であることに不満を覚え反抗したりする。 それもルイズ達の見えないところでシルフィードがタバサに不満を言ったりする程度からそれ以上までだったが。 だが… 「その人達は自分を磨いて使い魔に自分を認めさせようとするけど、ゼロのルイズは新しい使い魔を呼ぶんだな。僕のクヴァーシルを殺した水のメイジが同じレベルのメイジなら楽なんだけどな」 油の浮いた唇を歪ませてマリコルヌはルイズに背中を向け、新しい使い魔を召喚しに行く。 マリコルヌにはクヴァーシルは氷に、ウィンディ・アイシクルのような魔法で殺されたことだけは感覚としてわかっていた。 夜の森に散歩に出ていたクヴァーシルに何があったのかはわからない。 殺されるような理由があったかどうかも、なにもわからないがマリコルヌにはわかる必要も無かった。 ただクヴァーシルのものと思われる食い荒らされた遺体がマリコルヌの瞼に浮かんでいた。 普段どおり手元においておけばあんなことにはならなかった… あの夜。夜の森には危険な動物もいるのにそんなことは考えずに今夜は舞踏会だしと、マリコルヌは羽目を外してしまった。 歯軋りをするマリコルヌの心は復讐へと傾いていた。 追悼する気持も無く悲しみを一人で整理する事も出来ず、マリコルヌはまだ見ぬ加害者を憎む事だけに専念していた。 そうしなければ、マリコルヌは精神のバランスを保つ事ができなかった。 ルイズへ吐いた言葉は、氷で殺されたから多分水のメイジと言う推理を正しいと信じ、学院にいる水のメイジ全てに懐疑の目を向けるだけに飽き足らず、 はけ口を求めわかったようなふりでその刺々しさをルイズに向けて撒き散らしているだけだった。 暴走が水のメイジとの仲を悪くすることには無頓着になり、ペットショップからは逆に離れていく事にはマリコルヌは気付けなかった。 そんなマリコルヌに見下されたルイズは、反感を覚えると共に酷くショックを受けていた。 一理ある。そう思ってしまったからだ。 魔法を使えることを証明し、皆に認められたい…だが、使い魔に認められず騙されたまま新しい使い魔を召喚して、はたしてルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは真に貴族と呼べるだろうか? 正しく…ルイズが今までに培ってきた正しいと考えるオーソドックスなメイジのイメージが、ルイズにそんな疑念を抱かせていた。 ルイズは疑念に囚われ使い魔召喚の儀式に向かう足を止めた。 新しく使い魔を召喚する羽目になったのはルイズの責任ではない。 元の飼い主が現れたし、亀の中の人に騙されていたし、そもそも契約も結んでいないのだ。 客観的にルイズは全く落ち度は無い。 他人が聞けばそういうだろうが、しかし…とルイズは思ってしまうのだった。 だが母ならこんなことには、と。 自分がゼロだから、こんな情けないことになっている…そうルイズは考えてしまっていた。 「あらルイズ。貴方まだこんな所にいたの?」 自慢のフレイムに乗り、隣室の(実家もお隣の)ツェルプストーに話しかけられ、振り向いたルイズの表情には迷いが浮かんでいた。 ポルナレフともう一度話し合うことを勧めに来たキュルケはそれを見て、笑顔で迷っているルイズの意地っ張りな性格を突付きにフレイムをルイズの所に進ませる。 まだ見込みはある。そう思えたからだった。 宿敵であるツェルプストーの人間から言われた言葉に、ルイズは反発してしまうかもしれないと思ったが、キュルケはルイズを説得せずにはいられなかった。 * ところでそのルイズの使い魔だった男。 パッショーネ所有の亀ココ・ジャンボの中で眠っていたジャン=ピエール・ポルナレフ(享年36歳)は、金的に加えられた男性にしか理解できない強烈な衝撃で目を覚ましていた。 とてもいい夢を見ていたような気がする。 それは最愛の妹と暮らした日々だったかもしれない。 カイロへ向かうつらい旅の夢だったかもしれない。 だが、それが突然…言葉にできない痛みと共に現実へと連れ戻された。 「お…gッ」 痛みだの激痛だのというチャチなもんじゃない。 身もだえする事も出来ず、ポルナレフは床をのた打ち回る。 声にならない悲鳴を上げながらどうにか周囲を見回したポルナレフの視界に、グンパツな足が入った。 「何でアンタがあたしの横で寝てるんだいッ!!」 「………あ、姉さんが昨日俺に愚痴とか苦労話とかテファとの話とかをしてそのまま酔いつぶれたからだ」 「…え?」 丸くなりながら、ポルナレフはそれだけ言った。 妹を不本意な形で取られたマチルダは、学院にいる間は亀の中から出られないという事情もありストレスが溜まっていた。 ポルナレフは年上の男性として、それなりの人生経験からそれを察しストレス発散にと酒を飲みながら話を聞き、そのままマチルダは酔いつぶれたのだったが… 青い顔で蹲るポルナレフをマチルダはばつが悪そうに見下ろす。 なんでココにいるかとか、昨夜どうしていたかとか、冷静になり思い出したマチルダは痙攣するポルナレフの背中を摩りはじめた。 「わ、悪かったね」 何か返事をしたいが、先程の返事だけでポルナレフの体力は限界を迎えていた。 痛みなどという段階を超越した苦しみに悶えながら、ただ痛みが引くのを待つしかない。 なんで魂だけなのにこんなに痛いんだよッ!!とか色々と疑問も浮かんだが考える事なんてできるわけがないッ!! それでも返事を返そうとしたポルナレフの口からうめき声があがる。 びっくりして思わず手を退いたマチルダは、更にもっとばつが悪くなりポルナレフの背中を笑顔で摩り続ける。 テファ達と朝食に向かう前に亀の中へと入ってきたジョルノは、そんな光景に出くわして… 絨毯に蹲ったまま空気の動きに気付き顔を上げたポルナレフと目を合わせた。 ポルナレフの体勢、マチルダの態度。 何より脂汗をたっぷり流し、笑顔を浮かべようとして失敗するポルナレフの切ない目が、何があったのかを雄弁にジョルノに伝えていた。 ジョルノは何も言わずに首を振ると、後で食事を亀の中に入れることを簡潔に次げて背を向けた。 ポルナレフはまた限界に達し、顔を伏せた。 「ああ、そうだ。ポルナレフさん」 「…?」 男の尊厳が砕けたかもしれないと本気で心配をし始めながらポルナレフは、背中を摩られながらジョルノを見る。 さっさといけよと八つ当たり気味に目を細めるポルナレフにジョルノは嫌味なほど爽やかに笑っていた。 「テファの事は、この際です。礼を言っておきます。ありがとう。お陰でテファの事は知られていないようです」 「き…きにす、すんな。俺が好きでやったことだから、な」 亀から出て行くジョルノを見送り、ポルナレフはまた蹲る。 状態は最悪だったが、先日テファを手伝った事が無駄ではなかったので気分は良かった。 「お待たせしました。じゃあいきましょうか」 「う、うん。姉さん、まだ怒ってた?」 「いいえ、ポルナレフさんと仲良くなったようですよ」 それは少し違うと言いたかったが、ポルナレフは歯を食い縛るので精一杯だった。 ジョルノが、いつか約束した通りテファとタバサと共に食事しながら、ヴァリエール家を始めとする懇意にしている貴族達や、商売相手からの手紙を読む頃。 「食事中は、止めた方がいい」などとタバサに窘められ、カトレアからの甘ったるい…しかし少なからずヴァリエール家の内部情報を含んだ手紙に目を通している時、二人が新しい使い魔を召喚することを聞きつけたのだろう。 ルイズとマリコルヌの新しい使い魔を見ようとしてか、暇そうなな学生達が何人か広場にはいた。 マリコルヌだけでなく、一旦は思い直しかけたルイズもいる。 キュルケの説得は、逆の効果をルイズに齎してしまい、ルイズは「別に新しい使い魔がいてもポルナレフに認めさせることはできるんじゃねーの?」と思い至ってしまった。 ルイズとマリコルヌは彼らと頭部からの照り返しがまるで太陽を雲で遮られたかのように和らいだコルベールに見守られながら、魔法を唱えはじ… 「あの、ミスタコルベール」 思わずルイズは尋ねようとした。 その頭部を見つめながら…コルベールは凄くイイ笑顔をしていた。 「なんですかな」 「頭「なんですかな?」い、いえ…」 笑顔のコルベールの凄味に負けた二人は同時に召喚を開始する。 魔法が失敗した時と同じようにルイズが唱え終わるとほぼ同時に爆発が起こった。 巻き上がる砂埃に紛れ、既にそんなことには慣れきっているこの場に居合わせた者達の目には二つの物体が吹き飛ばされ、広場に転がっているのが見えていた。 一匹は愛らしい子鳥。爆発に巻き込まれ羽は汚れ、気絶してしまっている。 もう一人は華奢な、変わった衣服を身につけ四角い箱を後生大事に抱えた人間の男。 こちらは気絶してはいないようだが、まだ状況がつかめないのが動けないでいた。 …ルイズは目を見開き、そして迷うことなく小鳥の前で膝を突き、口付けて契約を終えた。 そして誰かが口を挟む前に、鋭い声を発してコルベールに報告する。 「ミスタコルベール!確認を「ちょっと待て!?どう考えたってそれ僕の使い魔だよ!」 一歩遅れたマリコルヌの叫びをルイズは鼻で笑った。 手の中に納めた自分の使い魔を撫でながら、ルイズは言う。 「何バカなこと言ってるの?既に…ここにある確かなルーンが見えないのかしら?そうですよね。ミスタコルベール」 「ヴ、まあ…そ、それはそうだけどね?」 「で、でも…」 さっき嫌味なんか言わなきゃよかったと考えないでもないマリコルヌに目もくれず、ルイズは爆風で乱れた桃色がかった髪を手で梳きながら立ち上がる。 誰も、何も言えない。 もう契約は為されてしまいルイズに他の使い魔を与えるには小鳥を殺すしかない。 だがそれは流石にはばかられたし、この後マリコルヌがどうするのか皆着になっていた。 そんな中をルイズは堂々と小鳥を連れて広場を後にし、まだ気絶している人間とマリコルヌが…その場に残された。 マリコルヌは救いを求めコルベールを見る。 コルベールは何も言わず、首を振った。 使い魔が死んだら仕方が無いし、契約が済んでいない使い魔に持ち主が現れたら…まぁある意味仕方ないだろう。 神聖な儀式とはいえ、いや神聖だからこそ他人のペットを強奪して使役するなどという前例は残したくない。 それらのケースと召喚された使い魔が気に入らないからもう一度召喚させてくださいというのを同列に扱うわけにはいかないのだ。 そんなことを許可してしまえば、極端な事を言えば自分の気に入った使い魔が出るまで召喚を行う生徒だって出るかもしれない。 可能性の問題だが、それで毎年二回、三回と召喚をやり直す生徒が出てしまうような前例を残すわけにはいかない。 コルベールは、せめて速く終るようにとまだ状況がつかめていない見慣れぬ服装をした少年を拘束する。 余りの哀れさに、コルベールは溢れてくる涙を止める事が出来なかった。 だがしかし…それでも、心を鬼にして混乱する少年を拘束しなければならなかった。 ズッキューンッ!! 「や、やった! 流石風上のマリコルヌッ、俺達に出来ない事を平然とやってのけるゥッ!! そこに痺れる憧れるゥッ!!」 かなり奇妙な何かが重なり合った音と、おぞましい身も毛もよだつ絶叫。そして全くしゃれになってないが、茶化すような言葉が広場に響いた。 あ、ありのままいまおこったことをせつめいするぜ。 あきばからのーとぱそこんをかかえてかえろうとしたんだ。 そしたらとつぜんめのまえにかがみがあらわれてどこかにいどうしていた。 いつのまにか、からだはこうそくされていてまんとをつけたがいじんのでぶにきすされた。 …な、なにをいってるかわからねぇとおもうがおれにもなにがおこったのかわからなかった。 はじめてのきすはすきなおんなのこととかれもんのあじとかそんなあまずっぱいもんじゃだんじてなかった。 もっとおそろしいもののへんりんをあじわったぜ? To Be Bontinued...
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J-209 少年ポルナレフ J-209 C キャラ スターダストクルセイダース 幽 P1 S1 T(1) ☆ ▲モンキィ・ドゥ! 「モンキィ・ドゥ!」のかけ声と同時に、お互い「目/耳/口」のいずれかを手で押さえる。相手が自分と同じ位置を押さえたら勝ちとなり、自分リネージの好きな位置に手札のキャラカード1枚を表向きで置ける。 幽 ポルナレフ 人間 出典: 運が絡むが、簡単にリネージ加速を行う事が出来る。また、リネージ事故を起こしても簡単に修復する事が出来る。 最初は恥ずかしいだろうが、実際にやると結構楽しいものである。 原作のようにやさしいお姉さんとできたら、なお申し分ないだろう。
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J-038 怒りのポルナレフ J-038 U キャラ スターダストクルセイダース 幽 P3 S(4) T3 ☆☆☆☆ 幽友○○ ポルナレフ 人間 出典:JC19巻 87 テキストは無いものの、○二つを含む4コストで攻撃力3、(4)、 3と、かなり高スペックなポルナレフ。幽友デッキの主力として安定した活躍を見せてくれるだろう。ただし、レベルが4な為、何かしらステージが無ければ出て行けない点には注意。 イラストは全然怒っていないのだが、どの辺りが怒りのポルナレフなのだろうか…